チャーター会社で働く
カナダには実に多くのチャーター会社が存在しますが、そんなチャーター会社で日本人が働くことは可能なのでしょうか。
そして働けたとしてどんな条件や将来のキャリアアップが望めるのか、そんな疑問を解決していきます。
結論から言うと日本人がカナダのチャーター会社で働くことは可能です。
カナダにはSunwest Aviationのようなチャーター会社が多く存在し、外国人も多く働いています。

チャーター会社で働くとはこういうビジネスジェットをイメージするかもしれません。
チャーター会社とは何か
そもそもチャーター会社とは何かからですが。
「定期便ではなく、顧客の要望に応じて貸切で航空機を運行する」ことをチャーターと言います。
よくお金持ちが使っているイメージがありますが、カナダのように飛行機の移動が日常インフラの中に当たり前にある国では低額のチャーター便も多く存在し、言い換えれば遊覧飛行もチャーターと同じ扱いとなります。
もしあなたが、カナダでキャリアアップを考えているのであればチャーター会社は必ずといってもいいほど通る道となることでしょう。
それでは次にチャーター会社で働くための主な要件を解説していきます。
チャーター会社で働きたいですか?
チャーター会社で働くには
それではここからチャーター会社で働くための条件を解説していきます。
他のページでも解説していますが、これはあくまで基本的な条件や要件であり、これに当てはまるからと言って必ず就職できるとは限らないため、必ずご相談ください。
何かの解決方法を見出させていただきます。
1.資格の条件
カナダ国内で有効な事業用操縦士免許を保有していること。
また、これには有効な航空身体検査も含まれています。
2.飛行時間
総飛行時間200時間以上(機長時間:PIC100時間以上)
3.英語能力
ICAO英語能力テストレベル4以上
*最低限のレベルのため、この他に英語でのコミュニケーション能力も審査されます。
なお、上記の条件は法定要件に則った基準のため、この他、計器飛行証明、夜間飛行、多発などチャーター会社により求めてくる条件は変わってきます。エアラインで就職を目指すも参考にして下さい。

使用する機材は多種多彩
チャーター会社で働くための実務経験
カナダでフライトスクールを卒業後にすぐにチャーター会社で働けるわけではありません。
勿論、中にはそのような人もいますが日本より実力と経験を問われるカナダでは若くて経験のある人を積極的に採用しています。
ここでは、チャーター会社で働くための実務経験の積み方について簡単に解説していきます。
1.飛行時間
・250時間〜1000時間程度の飛行時間
・機長時間はそのうち40%〜50%ほどあるのが望ましい。
2.経験
・山岳地域の飛行経験(ログで証明)*Bush Flyingなどとも呼ばれる
・水上機のレーティング
・インストラクター経験(キャリアアップのファーストステップ)

カナダで教官経験があると言うのはある一種のお墨付き
就労条件
最後に就労条件ですが、日本人(外国人)がカナダで働くにはいくつかのビザや条件があります。
それらのうち最も基本的なものを解説します。
1.雇用側(スポンサー)によるLMIA(労働市場影響評価)
*外国人はカナダではたらいく場合の市場影響などを評価したもの。
2.永住権(PR)、もしくは有効な就労許可
当たり前のことですが有効な就労許可や永住権を持ってないといけません。
3.雇用主が外国人を雇わないといけない理由の証明。
とても定性的で抽象的に思えますが、これはかなり重要なことで、離島や極地のような過酷な環境下でも働く意欲、地域社会に貢献したいという意識がとても重要になります。
また、カナダのような国では当たり前なのですが最低限の整備知識も必要となります。
限られた環境やリソースの中で確実に、安全に飛行機を飛ばすには一人一人の知識と支え合いが必要になるのです。
まずはパイロット留学から
チャーター会社で働くにもエアラインで働くにもまずは1歩踏み出さなければ始まりません。
私たちはそんな志の強いパイロットを1人でも多く世に送り出したいと考えています。
1人でも多くのパイロットが世界で活躍している光景を5年後、いや10年後も50年後も見続けられる会社であり続けます。
まずはお気軽にご相談を!