エアライン就職を目指す
カナダでエアライン就職を目指すにはどうしたらいいのか。
外国人が働くことは可能なのか、永住権取得は目指せるのか、給与はカナダ人と同じ水準なのか、など多くの疑問があるかと思いますが、結論から言えば全て「YES」です。
カナダでパイロット留学をするメリットもご参照ください。

パイロット留学は夢が広がる
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どんな条件があるのか
ここで、エアラインで就職を目指すとしてどのような条件があるのか気になるかもしれませんが、ここに全ては書ききれないため、一般的な条件を一部記載します。*航空会社により条件が違うため。
1.カナダ国内で有効な事業用操縦士免許以上の資格
これは働く上で当たり前ですが、事業用操縦士免許は必須です。
また、以上というのはそこに計器飛行証明、多発などの他の資格も必要だからです。
まずはこれらのライセンスを持っていなければなりません。
2.ATPL(Airline Transport Pilot License:定期運送用操縦士免許)
これはエアラインで働く上で必須になりますが、条件は国により少し異なりますがカナダの場合は以下の通りです。
・総飛行時間1500時間以上
・最低500時間のクロスカントリー飛行時間
・250時間以上の機長時間(PIC:Pilot in command)
3.永住権
カナダのエアラインに就職する場合は永住権が必須となります。
永住権取得にはポスグラなどの制度を利用して将来的に申請することができますが、航空会社によっては柔軟に対応してくれるところもあります。

日本、アメリカ、カナダのATPLの違い
どうしたら目指せるのか
では、上記のような条件をクリアしてカナダでエアラインパイロットを目指すにはどうしたら目指せるでしょうか。
上記の条件を元に大まかに解説をしていきます。
その前にカナダでエアラインパイロットになった場合の格航空会社別給与比較を見て下さい。

これにパイロットやフライトアテンダントは飛行手当が追加されます。
1.カナダ国内で有効な事業用操縦士免許以上の資格条件の達成
これは簡単な話です。
カナダのフライトスクールで事業用操縦士免許、計器飛行証明、多発操縦免許を取得し、有効な航空身体検査を有していれば問題ありません。カナダへのパイロット留学で達成可能です。
どんなパイロットも飛行することにより対価をもらう場合はこの事業用操縦士免許が必須となります。
2.ATPL(Airline Transport Pilot License:定期運送用操縦士免許)
こちらはフライトスクールへ行けば取得できるというものではなく、まず最低限として1500時間以上の飛行時間が必須となってきます。
この飛行時間を通常の飛行訓練で達成しようとするととてつもない金額がかかります。
そこで、航空環境に恵まれたカナダではフライトスクールで事業用操縦士免許まで取得しあ後に教官免許(CFI)を取得した人はそのままフライトスクールで働ける制度を取り入れてるところも少なくありません。
何せ教官不足なため免許取り立ての教官はとても重宝されます。
ほとんどの場合で2〜3年働き、ATPLの条件を達成できる各種飛行時間条件になればATPLの座学を受けて無事完了です。
3.永住権
これはコチラのページでも解説をしていますが、カナダにはPost Graduate Work Permitという制度があり、簡単に言えば「認可された学校(フライトスクールなど)で一定のプログラム(操縦訓練)などをし、卒業した人に対して最大で3年間の就労ビザを出します。」という制度です。
この制度を活用し、3年間をフライトスクールで働き、その後キャリアアップでチャーター会社などへいき、そこでの技量や人間性、語学力が評価基準を超えると永住権を申請可能です。*こちらは専門分野のため弊社での直接のご案内は行なっておりません。必要に応じカナダ専門ビザエージェントとお繋ぎいたします。
最後に
パイロット系Youtuberなどで「私はこうしてカナダでパイロットになった!」や「フライトスクールの選び方!」などをよく見かけますが、私(弊社代表)がカナダへいる際に目の当たりにしたのは、個人を頼りフライトスクールへ行ったがパイロットとしてはいいが、訓練生のケアやその他の専門知識がとにかく乏しく、事前の説明などとも乖離があり半分以上が帰国したケースなどをよく見てきました。
「パイロットであること」と「マネジメントできること」は全くの別物です。この辺りが私のいう「パイロットは世間知らずで社会性がない」という理由の一つです。
パイロットとは素晴らしい職業で多くの人から愛され、そして責任ある立場です。
しかし、それはパイロットとしての立場であり、安易に専門外の領域へ足を踏み込むことは他者の安全や将来を脅かしかねないことを肝に銘じて下さい。
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