なぜカナダへパイロット留学をするべきなのか。教官の質

なぜカナダへパイロット留学をするべきなのか。教官の質

皆さんは教官の質なんか高くて当たり前だろ思うかもしれません。
ここではなぜカナダへパイロット留学をするべきなのか。教官の質について解説をしていきます。
国により教官の質にばらつきがある理の一つとして「航空文化」が染み付いているかが挙げられますが、言わずもがなカナダは航空大国です。そんなカナダの操縦教官の質がなぜ高いのか5つに分けて解説をしていきます。
なお、この5つは弊社代表が長年の経験に基づいて出した結論であるため、まだまだあるとは思いますがまずは5つです。

なぜパイロット留学をするべきなのか。教官の質

カナダは自国が一番と言い、オーストラリアも自国が一番と言い、アメリカも一番と言いますが欧米人特有です。

教官の質が高い理由5つを解説

1.厳格で体系的な訓練制度が整っている

カナダのフライトスクールはカナダ運輸省(Transport Canada)の厳しい基準に基づいて操縦訓練をしても良い認定を受けています。
これは世界的にも信頼が高い証でもあり、航空先進国であるが故の法整備された国といえ、特に以下の3つは教官として技量維持や向上に必須事項です。
・高度な操縦技術と理論知識の証明
・教官としての指導技術の客観評価(Class4からClass1までの昇格制度)
・定期的なチェックライドによる更新制度

2.飛行時間が豊富で様々な環境下での飛行経験

カナダは地理的に見ても多種多彩な気象、地形が入り混じり、必然的に多くの経験を訓練時から積むことができます。
よって同じ500時間の飛行経験でも中身に大きな差が生まれてくるため、カナダで若くして教官をしているのはそれだけ経験を積んでる証なのです。
特に山岳部をIFR,VFRを駆使し長時間飛行することや、極寒地域での離着陸は他の国ではなかなか経験できません。

3.教育意識の高さと教官職がキャリアの一環として認知されている

カナダでは教官という仕事を定年後の職や一種の通過点ととらえるではなく、パイロットとしてのキャリアの一環と認知されています。
飛行時間を稼ぐだけに若い教官が教えるというよりも、教えることに誇りを持ち、育成の一躍を担っているという責任感を強く感じます。そして、チャーター会社やエアラインを経験し、名実ともにベテランの域に達した人は、その豊富な経験を活かし、また新たなパイロットを育成するのです。
日本では「俺様は元A◯Aの機長だぞ」「俺たちの時代は云々」をよく見たり、耳にしますが、カナダは「パイロットは偉くない。社会貢献してこそのパイロットだ。」という正しい考えがあることから、どの世代の教官も強いプロフェッショナル意識と社会貢献意識があります。

4.留学生への対応がなれている

カナダは言わずもがな、多民族国家として繁栄してきました。
それは今日に至っても変わることなく、積極的な移民政策を続けています。
そんな環境がら、留学生や訓練生のミスや間違いに寛容に対応する、まずは安全重視の教育に徹底するなど操縦訓練そのものもですが、訓練生が安心して訓練に集中できるように心理的安全性と環境心理的安全性が整っています。
また、多民族国家という関係がら異文化コミュニケーションになれており、外国人への抵抗や差別的な偏見が少なく住みやすい国であるのも特徴的です。

5.世界最高水準の安全意識

カナダが全ての面においてバランスとれた訓練環境であることはお分かりいただけたと思います。
当たり前ですが「安全第一」を貫くカナダの航空業界ですが、ここが我が国、日本と根本的に違うところです。
日本での「安全第一」「小型機は飛ぶな」が正しい安全意識となっていることは事実です。カナダは「安全にもリスクも存在する」という考えのもと徹底したリスク管理の教育、CRM(クルーリソースマネジメント)の導入、緊急時対応の経験豊富さなど、飛ばないことが安全ではなく「飛ばないといけないから飛ぶ。だがリスクを把握、対処できるように質の高い訓練を提供する」というのがカナダの教育スタイルです。

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最後に

東南アジア、特にフィリピンの教官は低飛行時間、低経験なことから訓練の質にばらつきがあり、どうしても発展途上国ならではの風習慣が否めないところがあります。
これは弊社代表の知人がフィリピンの航空会社で働いた経験を元にも語られていますが「キャリアを積むならフィリピンでは訓練はしない方がいい。全て棒にふる。」と話しています。
その反面カナダは「実績」「信頼」「教育力」の観点からしてもそれらを満たす教官が多いため安定した訓練を高品質で提供することができるのです。

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