海外で訓練し日本国内で就職する方法

OVERSEAS TRAINING → JAPAN CAREER

海外で訓練して
日本で就職するまでの流れ

よくある問い合わせで、海外で訓練して日本で就職することはできるのかと受けることが多いのですが。結論からお伝えすると、海外で訓練してから日本で就職することは制度上まったく問題ありません。これは、ICAO(国際民間航空機関)の基準に基づき、各国のライセンス制度が国際的に整合しているためです。日本とカナダはいずれもICAO加盟国であり、一定の条件を満たせばライセンスの書き換えが可能です。

実際に多くの航空会社では、自社養成や海外提携校を通じて海外で訓練を行っています。アメリカやオーストラリアはその代表例で、外資系航空会社ではカナダやニュージーランドでの訓練を採用しているケースもあります。つまり、海外で訓練を受けて帰国後に日本で就職を目指すのは、世界的に見ても自然な流れです。

「海外免許は日本で使えない」は誤情報です

正式な手続きを経て日本の免許に書き換えを行えば問題なく使用できます。40〜50年前の常識をそのまま現代に当てはめた誤った情報です。最新の制度と実情を正しく理解して行動することが大切です。

ICAO加盟国 ライセンス書き換え カナダ→日本就職

LICENSE CONVERSION

自家用操縦免許(PPL)の書き換え

海外で免許を取得した後は、帰国前に日本での書き換えに必要な条件を満たしているかを確認しておきましょう。帰国してから不足が見つかると、再度訓練を行う必要が出るため、現地での最終確認が非常に重要です。

書き換え条件

  • ICAO加盟国が発行した有効なPPLを所持していること
  • 学科試験は「航空法規」のみ受験、他科目は免除
  • 実地試験は原則免除(飛行経歴が要件を満たす場合)
  • クロスカントリー、夜間飛行、PIC(機長)経験を証明できるログがあること
  • 申請書(様式19号)および必要書類を揃えること

帰国前のチェックリスト

  • 総飛行時間(Total Time)
  • クロスカントリー飛行(距離・着陸記録)
  • PIC(Pilot in Command)時間
  • Solo Flight / Solo Night(夜間単独飛行時間)

帰国の2週間前には最終確認を終えておくと安心です。不足がある場合は、現地で追加訓練やクロスカントリーを実施してログに反映させておきましょう。

書き換えに必要な書類セット

  • ログブック(飛行時間・XC・夜間・PICの証明)
  • クロスカントリールートの証明
  • 学科試験(航空法規)の合格書
  • 航空身体検査証明書
  • 外国発行の操縦免許証の写し
  • パスポートの写し
  • 申請書(様式19号)および手数料納付書

事業用操縦士免許(CPL)の場合

事業用操縦士免許(CPL)は学科免除の対象外であり、日本での実地試験が必要となります。カナダでの訓練経験や総飛行時間は評価対象となりますが、書き換えではなく、日本での試験受験資格として扱われます。そのため、まずPPLを日本に書き換え、その後にCPLを国内で受験する流れが一般的です。

申請から完了までには、長い場合で3か月以上かかることもあります。最も多い不備は飛行時間の記載ミスです。日頃から正確なログの記録を心がけることが、書き換えをスムーズに進める最大のポイントです。

国土交通省 航空局「外国免許の切替」(PDF)→

STEP FLOW

海外訓練から国内就職までの流れ

この流れを理解して準備を整えれば、あなたの「海外訓練から国内就職」までの道が現実になります。

01

海外での訓練

カナダなどのICAO加盟国で訓練を行い、必要な飛行時間・クロスカントリー・夜間飛行を記録。

CHECK

すべての飛行ログを英語で正確に残すこと。

↓
02

帰国前の最終確認

帰国の2週間前までにログブックを再点検。不足項目があれば現地で追加訓練を実施。

CHECK

クロスカントリー距離と夜間飛行時間を満たしているか?

↓
03

帰国後の手続き

航空身体検査を受け、学科試験(航空法規)を受験。必要書類を揃えて免許の書き換え申請を行う。

CHECK

手続きには最大3か月。ログ記入ミスに注意!

↓
04

国内での経験積み

飛行クラブや個人機オーナーを通じて経験を積む。国内空港でのタッチアンドゴーや夜間飛行などを行う。

CHECK

日本での飛行時間を少しずつ積み上げることが就職の鍵。

↓
05

就職活動・キャリア構築

各航空会社の採用情報を確認し、条件が合うタイミングで応募。面接・適性試験に挑戦。

CHECK

「海外免許は使えない」は誤情報。書き換え後は国内で問題なく活動可能。

書類関係は常日頃正しく管理。

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FAQ

よくある質問

海外訓練とライセンス書き換えに関して実際によく聞かれる質問です。

カナダで取得したパイロット免許は日本で使えますか?

海外発行のままでは使用できませんが、正式な書き換え手続きを経て日本の免許に切り替えれば問題なく使用できます。「書き換えても使えない」「採用されない」といった情報は誤りです。

ライセンスの書き換えにはどのくらい時間がかかりますか?

申請から完了までには、長い場合で3か月以上かかることもあります。最も多い不備は飛行時間の記載ミスです。日頃から正確なログの記録を心がけることが、書き換えをスムーズに進める最大のポイントです。

帰国前に確認しておくべきことはありますか?

帰国の2週間前までにログブックを再点検してください。確認すべき項目は総飛行時間・クロスカントリー飛行・PIC時間・夜間単独飛行時間です。不足がある場合は現地で追加訓練を実施してログに反映させておきましょう。

事業用操縦士免許(CPL)も書き換えできますか?

CPLは書き換えの対象外であり、日本での実地試験が必要となります。ただし学科試験については、外国ライセンスを保有していることで一部科目の免除が認められる場合があります。まずPPLを日本に書き換え、その後に日本でCPLを受験する流れが一般的です。帰国前に必ずログの最終確認をしてください。

帰国後に日本での飛行時間を積む方法はありますか?

飛行クラブへの所属や個人機オーナーの紹介を通じて経験を積むことが可能です。日本では飛行1時間あたり6〜8万円、多発機では20万円近くかかるケースもありますが、有資格者として着実に飛行時間を積み上げることが就職への道につながります。

海外で訓練して日本で就職するまでの流れ
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